やればできる!自己効力感を育てる
20時44分。小学校2年生の次男、「パパ、おなか空いた、何か作って!」
ん?!ご飯食べたんじゃね?と思ったが、今日はパパの帰りが遅く食べた瞬間をみていないのだ。
3分前に、次男は妻にも同じセリフを言ったところ、
「自分で作りなさい!」とバッサリと切られた後だ。
妻の言い方だと、おそらく、ゲームをやっていてご飯を食べていない、または少しだけ食べてゲームやテレビという泥沼に引き込まれた、そんなところだろう。
まあまあ、よくある光景だ。
我が家のモットーは、「自分のことは自分でやる」
食事作りも、(必要な時は)自分でやることの一つに入る。上手い、下手、難しい、難しくない、は一切関係ない。自分ができるレベルで作れればOK!ふりかけでご飯を食べるでもよい。
なぜ、料理をさせるかは、長期・短期の視点がある。
<理由/長期的な視点>
・料理ができるは、魅力の一つになる
・結婚した時に料理を作れると、夫婦で仕事と家庭の両立ができる
<理由/短期的な理由>
・毎日の食事作りは親にとっては大変
自分たちで作ってもらえると、とても助かる!
・食べたいものを自分で作れれば、子供自身の満足度があがる。
・やればできるという自信になる
こんな考えをしているパパですので「自分で作ってみる?」と一言。次男「うん」
キッチンに集合。
卵焼きづくりは得意だが、冷蔵庫や食物庫の中を見て、料理を作るのはまだま至難のわざだ。冷蔵庫の中から、自分がスーパーから選んで買った「つるつる(白滝)」を見つけた。これを食べたいようだ。パパからアドバイス。
「おでん作ってみる?」
「うん(無言)」
「海老紅ショウガ点もあるけど入れてみる?」
「うん(無言)」
「お湯を沸かすところからだな」
ケトルに水をいれて、スイッチオン
「うどんスープの粉を入れると、おでんスープができるんだぞ~」
「へー」
白滝の水を切り、海老紅ショウガ点を鍋にいれ、うどん粉をいれる。
「味見してみ」
「(ふーふー)、ずずっ」
「なんか足りないな」
「では、2個目の粉をいれてみるか?」
「(まぜまぜ)ずずっ、うんちょうどよい!」
以上、3分クッキング、簡易おでんの完成です。
自分でお椀にもり、食べてみる。1杯目、おかわり2杯目。
「自分で作ったおでんは何点でしたか?」
「(にんまり)100点!」
よかったね~。残りは明日にとっておくと、味が染みてさらにおいしくなっているぞ~。だから早く寝て、明日早くおきよう(笑)
自分で作ったご飯はおいしいのだ。おれやるじゃん、できるじゃんって。それが自信になり、自己効力感になる。誰かに喜んでもらえたら、さらに強化される。
小さい頃の私も、自分で作った料理は多少失敗かもと感じながらも、まっ、これもありか!と思って「自分でできた」という記憶になっている。
子供たちの自信のネタは、いたるところにある。
じっくり見守り、手を出しすぎないで応援する。